ICE base Wax 4種のパッケージ
ICE base Wax

アイスベース ワックス

ICE base®Waxはスキー、スノーボード用の滑走面(シンタード素材)のベースメイク専用のワックスです。

ベースワックスの主成分であるパラフィンの特性や根本的な仕組みを考慮し、温度帯や雪質に細かく設定された従来のベースメイクとは違った新しい常識となるベースワクシングシステム。4種類の特殊なパラフィンWAXを手順に沿った最短4回のワックス塗布で、シンタードベースソールを完璧な状態に仕上げるワックスセットです。もう闇雲に何度もベースワックスを塗ったり気温や雪温によってベースワックスを使い分ける必要はありません。

Concept

貫く基本的構想

パラフィンワックスの滑走性能においては、滑走時に雪との摩擦によりワックスが剥がれ落ちることで発生し、一般的に硬度の低い柔らかいワックスが優位とされている。パラフィンワックスの持続性においては、ワックスの付着力によって持たらされる為、硬度の高い硬いワックスの方が優位とされている。

これまでのパラフィンベースワックスによるベースメイクでは持続性と滑走性、両方の性能を同じ比率で向上させていくのは不可能とされ、ベースワックスは主に持続性に必要とされてきた部分が多く、滑走性能はパラフィン以外の物質が添加された「滑走ワックス」が重宝されてきた経緯がある。

ICE base はこれまでのベースワックスの概念から脱却し、非常に硬いワックスと非常に柔らかいワックスをソールのワックスポケット内で混ざり合わないように塗布しワックスの剥離を促すことで「硬いワックスの持続性」と「柔らかいワックスの滑走性」を同時に究極まで最短で引き上げることを目的としています。

ICE base Wax パッケージ
Line up

4種類のワックスと重ねる順番

  • A

    ICE base Wax A

    硬度・融解温度が極めて高い

    Wax A

    ¥3,080 (税込)

  • B

    ICE base Wax B

    硬度は低いが、融解温度が高い

    Wax B

    ¥3,080 (税込)

  • C

    ICE base Wax C

    硬度が高いが、融解温度が低い

    Wax C

    ¥4,180 (税込)

  • D

    ICE base Wax D

    硬度も融解温度も極めて低い

    Wax D

    ¥3,960 (税込)

ボードソール面から順に、次の4層を重ねます。

  1. ボードソール面
  2. 1. Wax A
  3. 2. Wax B
  4. 3. Wax C
  5. 4. Wax D
Process

作業手順

ICE baseの工程を紹介します。

  • ICE baseを施工する滑走面はシンタードベースが大前提です。
  • 下記手順はSLAB製のICE base Waxを使用しています。
  • 下記「板」という表現はスキー、スノーボードの両方を指しています。
  1. ソールのクリーニング(リムーバー使用)とスクレーピングとブラッシングでの毛羽取りを徹底して行う。
  2. 外気温やサーモバッグ等を活用して板の温度を55度〜60度まで上げる。
  3. 板の温度が55度〜60度まで温まったら、ソールに Wax A を垂らし素早く塗り広げる。(アイロンペーパーを使用すると均一に塗る事ができるので後の作業が楽になります。Wax A,B,C,D 全てに共通)アイロン温度は150度以上に設定。アイロンを止めないよう素早く動かしてソール全体にしっかり塗り広げる。
  4. 板を常温まで冷ましてWaxをスクレーパーで剥ぎ取る。この時スクレーパーの角が常に立っているものを使用して施工し、スクレーピングが終わったらブラッシング。スクレーピングとブラッシングは繰り返して行う。スクレーパーはカーボンスクレーパー、CS5、ブラシはREBRU#27 or #36、REBRU#31、ロトブラシボア、ロトブラシ馬毛を推奨。(推奨するスクレーパー、ブラシが無ければお持ちの物で代用も可)
  5. 手順2を行う。
  6. 板の温度が55度〜60度まで温まったら、ソールに Wax B を垂らし素早く塗り広げる。アイロン温度は100度くらいに設定。アイロンを止めないよう素早く動かす。しっかり塗り込まない様にして、塗り広げたら終わる程度にする。
  7. 手順4を行う。
  8. 手順2を行う。
  9. 板の温度を55度まで上げた後に約45度まで冷ましてから Wax C を垂らし素早く塗り広げる。アイロン温度は100度前後。アイロンを止めないよう素早く動かす。しっかり塗り込まない様にして、塗り広げたら終わる程度にする。
  10. 手順4を行う。
  11. Wax C を Wax D に変えて手順9を行う。▶ 完了

滑走後の追加施工

1 → 2 → 9 → 10 → 11 を行う。※使用する Wax は C と D のみとなります。
※リムーバーの使用は Wax A 塗布前のみとし、C・D ワックス塗布前は必要ありません。

施工のコツ

  • 各所で行うスクレーピングとブラッシングは繰り返して徹底的に行ってください。スクレーピング時に付着する毛羽、ブラッシング時に出てくるWaxのカスが共に微量になってきた時が切り上げのタイミングです。
  • 各Waxが溶け合わないようなイメージで、Wax B・C・D は塗り込まず軽くソールに塗り広げるのみに留めてください。
  • 板を温める方法はサーモチャージャー等、専用の加熱装置を利用するのが理想ですが、日光などでの代用も可能です。
  • ICE baseはソール自体の抵抗を減らすことを主としていますのでシンタードソール(超高分子ポリエチレン)の分子数に比例して完成度が変わります。
  • ICE base施工時、ソールが仕上がってくると、Waxを剥がす際にスクレーパー自体が非常に滑るようになり、それで完成度の判別が可能になります。
  • 最終の Wax D を剥がしている段階で上記の効果を感じ難い場合は Wax C と Wax D をもう一度ずつ一連の作業手順で施工してください。
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